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春樹情報、覚え書の巻。 [村上春樹]

 イルカくんです、こんにちは。

 夏本番、8月になりましたね。皆さま、夏休みはどのように過ごされますか? イルカくんは明後日から夏休みを戴きます。それで、ほんの少しブログの世界とも離れますので、今後に向けて個人的にいくつか気になってる春樹情報をメモしておきたいと思います。

 1)しばらく前に書いた「村上春樹と中国」ですが、そこで全面的に参考にさせていただいた小論文の著者、藤井省三先生が、今度は朝日新聞社の『一冊の本』8月号に「村上春樹と魯迅および東アジア」と題する一文をお書きでした。本屋で無料でゲットしてきましたとも。はい。同誌9月号から新連載「中国のなかの村上春樹」が始まるとのこと、要チェックです!

 2)イルカくんの失態、じつは村上春樹のホームページ「村上朝日堂」がついこの間まで、期間限定で復活していた……。し、し、知らなかった。1999年11月に無期限更新中止になっていた同ホームページは、『これだけは、村上さんに言っておこう』(2006年、朝日新聞社)の発売に合わせて、3月8日から3ヶ月間だけ開設されていたそうです。イルカくんはこの前たまたま知りました。その三ヶ月間は、村上さんにメイルも送れて、もしかしたら返事も貰えたかもしれないんです。このブログを始めたのが5月23日ですから、ちょうどその頃ですよ。本当に不覚だったなあと、ただただ嘆いております。

 3)まあ、しょうがないか、と気を取り直して。それで「村上朝日堂」で知った新事実。春樹氏は5月1日現在のところ、フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』とレイモンド・チャンドラーの『ロング・グッドバイ』(既訳では『長いお別れ』)を翻訳中とのこと!! これって、スゴくないですか。イルカくんはけっこう楽しみです。『ギャツビー』は今年の年末ごろ中央公論新社より、チャンドラーのほうは早川書房から来年の春ごろに出版できそうだと書いてありました。『ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック』では、あとがき(1988年)の最後に、「六十を過ぎた頃には、あるいは『グレート・ギャツビー』を訳せるようになっているかもしれない」とあるから、満を持してという感じだと思います。

 4)えっと、「村上春樹と中国」の回でも書きましたが、じつは『村上春樹全作品』というのが気になっています。藤井先生の論文でも書かれていた通り、短篇については『全作品』収録の際に書き直されているものがあるのと、それから作者本人による作品解説が付いているらしいのとで、イルカくんは是非ともチェックせねばと思っていたわけです。そんな時、仕事で立ち寄った図書館で見つけたんですけれど、なんと第1期については村上自身による「自作を語る」が月報のかたちになっていて、そこの図書館では月報だけをまとめて綴じて貸し出していました。もちろん借りて、今ちょこちょこ読んでいます。第2期については、月報ではなく、本の中に自作解説が収録されているようなので、これはやはり重い本を借りなくてはなりません。そのうちに近所の図書館に行ってみるつもりです。

 そんな感じで、個人的な覚え書きでした。どうぞ、皆さんも、よい夏休みを! チャオ。


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ゆうこりん

イルカくんさん、こんばんは。
うふふ。ワタクシ、メールのお返事いただいたのです、村上春樹さんから。
2度目なんです!!
自分のブログ「村上春樹さんからのメール」に詳細を書きましたので、
よかったらご覧下さい。
ちょこっと、ジマンでごめんなさ~い!
by ゆうこりん (2006-08-02 19:32) 

イルカくん

スゴイじゃないですか! ゆうこりんさん。
こんな身近に(?)春樹からメイルをもらった方がいらっしゃるなんて、ビックリしました。いやいや、ホントに良かったですねぇ。それは、立派に自慢できます。うらやましいです。これから、詳細を見に、ゆうこりんさんのブログにもお邪魔しに行ってみます。ではでは。
by イルカくん (2006-08-09 21:17) 

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