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『1Q84』BOOK 3 を読み始めた [村上春樹]

 『1Q84』BOOK 3 発売日の4月16日。金曜日。
 朝7時のNHKニュースは、この3巻目の刊行をトップ・ニュースで扱った。

 そんなこと、前代未聞ではなかろうか。
 テレビからは、開店時間を早めて販売する東京・神保町の三省堂の様子や、人々が出勤前に列を作って購入する風景が生中継で映し出された。書籍取次最大手のトーハンを取材したVTRでは、『1Q84』BOOK 3 が、公式発売前の流通過程で内容がさらされないよう、通常ありえない箱詰めで出荷されていく場面が流された。

 そこまでやるか、新潮社。まさか、派手ぎらいの村上春樹自身が、こうした販売手法を自ら希望するはずはない、と思うのだが。

 そして当日夜、うちにも、ネット書店で予約していた本書が届いた。

 目次を見て、本文を1行読んで、ことの次第が飲み込めた。これはただものではない。ダン・ブラウンばり、ページターナーの予感が……。これってほとんどミステリーじゃないか。派手な販売手法も、まったく理由がないというわけではないのかもしれない、と思ってみた。

 半分ほど読み進んだ現在、今のところ、大きな破綻はない。さて、この先どうなっていくのだろうか。早く決着をつけたいような、つけたくないような、微妙な心境の今日この瞬間。結末で破綻という事態だけは避けてくれ、と願う気持ちです。

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